【WEB限定】米最新「ディスクロージャー」レポート! 月に異星人の基地?

米政府がついに“ディスクロージャー(情報開示)”へ——
国防総省が公開したUAP(未確認異常現象)関連ファイルには、
アポロ計画の宇宙飛行士たちによる不可解な目撃証言や
月面で撮影された謎の物体の記録が含まれていました。
しかし、その情報開示の裏には、トランプ政権の政治的思惑も。
異星人情報公開は真実への第一歩なのか、
それとも、世論誘導なのか?
封印されてきた「月のミステリー」を
米在住のジャーナリスト、エリコ・ロウさんがレポートします。

取材・文◎エリコ・ロウ 編集◎アネモネ編集部

エリコ・ロウさんマインドフル・プラネット代表
エリコ・ロウさん
Profile
えりこ・ろう◎米国シアトル在住のジャーナリスト、著述家。UFOネットワークシアトル支部オーガナイザー。1990年に渡米。NHKや著作の取材を通じ、欧米の最先端医療、科学、先住民族の癒しまで幅広く研究。代替医療、超能力、意識の科学、ET研究の最先端の取材と実践を続け、メディアや著書やセミナーで紹介してきた。早稲田大学第一文学部、ニューヨーク大学ジャーナリズム大学院卒。元コーネル大学、ワシントン大学非常勤講師。 著書『自らを変える脳の力』(プレジデント社)ほか多数。


トランプ政権がディスクロージャーに踏み切った本当の目的

アメリカでは政府がついにディスクロージャーに踏み切った! と大きな話題になっています。
5月8日にUAP(UFO)に関する160のファイルが戦争省(旧名:国防総省)のWEBサイト上で公開されたからです。

そのきっかけは、今年2月にオバマ元大統領がポッドキャストで「ETは現実だ」と漏らしたこと。
オバマ元大統領を敵視する現大統領は即座に「国家機密情報に関する発言は違法行為だ」と批判。その翌日に「ディスクロージャーの準備を諸機関に指示する」とソーシャルメディアで発表したものの、大統領令は発令しませんでした。

それにもかかわらず、5月8日に突然、国防総省やFBI、NASAで保管されてきた機密情報の一部が公開された直接の要因は、その前々日にオバマ氏がテレビのトークショーで「政府はETの存在を隠しているのか?」と聞かれ「あり得ない。米政府に隠しごとはできない」と語り、再び注目を集めたからのようです。

実際、トランプ大統領は「過去の政権とは異なり、私の政権は情報公開の透明性を重視する」と述べており、ディスクロージャーの目的はオバマ氏への国民の信頼を失墜させ、戦争やスキャンダルから国民の関心を逸らすことだと見られています。

ただ、第1弾として公表されたファイルの多くは、軍関係者、宇宙飛行士、ドローン操縦者によるUAP目撃の記録。
これらはさほど目新しいものではなく、議会やUAP研究者がディスクロージャーを迫ってきた異星人に関する情報や、回収されたUAPの分析に基づくハイテク技術研究開発の実態などの重要情報は含まれていませんでした。

宇宙飛行士のコンタクト体験は事実だった

そんな中で、最も注目を集めているのは、宇宙探査中の宇宙飛行士とNASAの管制官の通信記録や、宇宙飛行士帰還後の報告会の記録と、月面で撮影されたUAPの写真です。
NASAはつい最近も「UAPが存在することを示す情報や記録はNASAにはない」と長官自らが断言していたからです。

今回ディスクロージャーされたのは、たとえば1965年に地球の軌道を14日間飛行したジェミニ7号の宇宙飛行士フランク・ボーマンの証言。
フランク・ボーマンは、飛行開始から約4時間半後に「たくさんの粒子が流れていった」「10時方向上空のボギーが見える」などと、UAPの目撃を報告していたのです。ボギーとは、UAPを意味するNASA関係者の隠語です。

かなりのコンタクトを体験したのは、最後の有人月面着陸となった1972年のアポロ17号の宇宙飛行士たち。NASAの指令センターとの通信記録には、初日には9分間、2日目には3時間、3日目には6分間、UAPを目撃したと記されています。
その記録の中で、指令船パイロットのロナルド・エヴァンスは「宇宙船の近くを非常に明るい粒子または破片が回転しながら移動するのを見た」と報告。月着陸船パイロットのハリソン・シュミットは「7月4日の花火のようだ」と表現しています。

アポロ17号の船長だったユージン・サーナンは、月面着陸後、カプセルから数マイル離れた場所に「点滅し回転する物体」があったことを乗組員3人全員で確認し、光学現象ではなく宇宙空間に実在する物体だと判断しました。

サーナンは後年、懇意の日本の研究者に「異星人から『二度と月に戻ってくるな』とテレパシーで伝えられた」と告白していた、という報道もあります。
その真偽は定かではありませんが、アポロ17号を最後に米ソが揃って月探査計画を中止したのは事実。
1973年にニクソン米大統領がソ連のブレジネフ書記長との首脳会談でこっそり「あるファイル」を見せたあとで、両国は月探査を断念した、ともいわれています。

今回のディスクロージャーで注目された、アポロ計画の宇宙飛行士が見た月面上のUAP(米国防総省HPより)

月には異星人の基地もある?

月に関しては、天才的な遠隔透視能力の持ち主で、米政府から絶大な信頼を得ていたリモートビューワーのリンゴ•スワンも、1975年に米諜報機関の極秘の依頼で、月面上10地域の様子を遠隔透視した、と自伝で告白しています。
月面のある地域には広範囲にわたって明らかに人工物とみられる塔、建物、道路、ドームや橋があり、採掘を行なう機器や人間のような姿が見えたとしています。
スタジアムの照明に似た一列の光も見え、光が拡散するのに必要な大気が月面上に存在し、月には呼吸可能な大気と水もあることがわかったそうです。
また、月の地下が空洞で、基地になっている可能性があるとも指摘しています。

スワンは、月面で背が高く、筋肉質で、裸の人間に似た異星人たちが作業している様子も見たそうです。異星人にマインズ•アイを向けた瞬間、2人が作業をやめて立ち止まり、スワンの存在を感知したかのように上を見て指をさしたときには、背筋が凍るような恐怖を感じたのだとか。
同席していた依頼人にそう告げても、依頼人には驚いた様子はありませんでしたが、「これ以上は危険だ」としてセッションは打ち切られたといいます。

「月は異星人が巨大な司令基地とする人工衛星で、アポロ11号が月面着陸したときには、先進宇宙船と身長3m近くのドラコ・レプティリアンが待ち構えていた」。
そう述べたのは、アポロ計画やサターン計画に貢献した航空宇宙エンジニアのウィリアム・ミルズ・トンプキンス。
死を間近にした2017年の暴露発言でしたが、もっぱら現実視はされず、「老いて正気を失った」「根拠のない陰謀論だ」などと評されました。

アメリカが世界各国に参加を求め、女性初の月面着陸を目指すアルテミス計画に着手したのは2019年。
今年4月にはアルテミス2号が月周回飛行に成功しましたが、月の裏側に関する詳細な報告は公開されていません。
その一方で、過去の月探査にかかわる情報が今回のディスクロージャーで真っ先に発表されたのはなぜでしょう?
政府の真意も謎で、月のミステリーは深まるばかりです。


マインドフル・プラネット代表
エリコ・ロウさん
Profile
えりこ・ろう◎米国シアトル在住のジャーナリスト、著述家。UFOネットワークシアトル支部オーガナイザー。1990年に渡米。NHKや著作の取材を通じ、欧米の最先端医療、科学、先住民族の癒しまで幅広く研究。代替医療、超能力、意識の科学、ET研究の最先端の取材と実践を続け、メディアや著書やセミナーで紹介してきた。早稲田大学第一文学部、ニューヨーク大学ジャーナリズム大学院卒。元コーネル大学、ワシントン大学非常勤講師。 著書『自らを変える脳の力』(プレジデント社)ほか多数。
http://www.erikorowe.com


 

 

おすすめの記事